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外部環境・お客様ニーズに対応する体制づくり

サン精密化工_海外

2008 年に北京オリンピック、2010 年に上海万博を開催した中国は、いまや世界第 2 位の GDP を誇る経済大国に成長しました。 改革開放路線の進展で“世界の工場”として話題になった当初は、人件費が安く、低コストで生産できる生産拠点という面が注目されました。 ところが近年は、自動車をはじめとした最終製品の一大消費マーケットとして、世界中から熱い注目を集めています。 中国に工場が集中するリスクを分散するために日系企業が進出したタイ、ベトナムでも事情は同じで、低コストの生産拠点である一方で、 最終製品の消費マーケットとしての

将来性が高く評価されるようになってきました。 よって、中国をはじめとしたアジアに進出する日系企業の多くは、いまや現地生産・現地販売を目指しています。 こうした企業が部品メーカーを選定する条件の一つは、工場が現地にあるかどうかです。 部品を中国などの現地で調達するのが最優先の課題で、そのニーズに対応する体制づくりが必須となっています。

サン精密は中国、タイに工場を展開
日本の工場との理想的なネットワーク構築へ

サン精密化工_金型

私たちサン精密は、お客様が中国の華南地区でオーディオの生産を開始したことを機にして、2002 年、香港へ本社事務所、深圳(シンセン)へ技術事務所を開設しました。 香港には 100 %出資の本社事務所を置き、協力工場に委託生産しているプラスチック部品の品質、技術管理を行っています。

さらに、お客様がビデオカメラやデジカメの上海生産を本格化したのにともなって、2003 年、 上海地区に工場を設立し、生産を開始しました。現在、上海工場の従業員は 300 名、射出成形機が 80 台という規模です。 日本の社員は約 110 名、射出成形機が 29 台ですから、すでに工場の規模としては上海のほうが大きくなっています。 今年( 2011 年)1 月には、タイに工場を設立し、6 月から生産を開始しました。 従業員はまだ 20 名ですが、来年 10 月には日系のお客様のコピー機の部品生産もスタートすることが決まり、その立ち上げに向けて、規模を拡大していく予定です。 アジアに進出してみて、私たちは部品生産を通じてアジアの地域社会に貢献できることに意義を感じています。 海外工場の従業員は主に現地採用ですから、雇用も創出しています。上海工場の総経理(社長)は日本採用ながら、上海出身の中国人です。 タイ工場も、ゆくゆくは現地採用の従業員を幹部 社員として処遇する予定です。現地の人材が会社に定着し、モチベーションを持って働いてくれてこそ、現地生産の製品のレベルも上がるのです。 一方、日本の工場では今後、精密金型の設計・製作により一層、力を入れていきます。 現地の成形メーカーではできない進んだ技術を開発し、その技術で製作した金型を海外工場に移管して、高いレベルで成形品を量産していく。こうしたネットワーク作りが理想です。